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🩺胃カメラ検査「経口」と「経鼻」のちがい🩺




こんにちは✨
立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニックです🏥

「胃カメラ検査を受ける際、口からと鼻からどちらを選択したらいいの?」
「どちらがより痛みを感じることなく胃カメラ検査を受けられるの?」

このような疑問を感じたことがある方は意外と多いのではないでしょうか☝🏼
実際に当院でも同じようなご質問を多くいただきます!

そこで本日は、
「胃カメラ検査を口から受ける際と鼻から受ける際の違い」についてまとめさせていただきます✨
今後、胃カメラ検査を受ける際の参考にしていただけますと幸いです🌱

ではまず、「胃カメラ検査」についてです🩺
胃カメラ検査(正式には上部消化管内視鏡検査)とは、その名の通り、胃や食道、そして十二指腸といった消化器の状態を詳しく調べるための内視鏡検査です☝🏼
ファイバースコープという細いチューブにカメラと光源が付いた機械を使って、直接、胃の中を観察していきます。
胃カメラ検査によって、胃潰瘍や胃炎、ポリープ、さらには早期の胃がんなどを正確に診断することができます。

それでは、
口からスコープを入れる「経口内視鏡検査」と鼻からスコープを入れる「経鼻内視鏡検査」の違いについて詳しくご説明をさせていただきます🌱

〈経口内視鏡検査〉
鼻炎などにより鼻腔が腫れて狭くなっている方や、鼻出血が起こりやすい体質の方は、経鼻内視鏡検査を受けることが難しい場合があるため、経口内視鏡検査がおすすめです!
しかし、経口内視鏡検査では敏感な舌の根元にファイバースコープが当たってしまうため、強い嘔吐反射(オエっとすること)が起こりやすくなってしまうデメリットがあります。

〈経鼻内視鏡検査〉
経鼻内視鏡検査では、経口内視鏡検査と違い敏感な舌の根元にファイバースコープが当たらないため、比較的嘔吐反射が起こりにくいというメリットがあります!
以前までは、経口内視鏡検査の方が太いファイバースコープを使用するため、画質が鮮明で詳細な観察が可能とされていましたが、当院では経鼻内視鏡で使用するファイバースコープでも経口内視鏡検査と同様にハイビジョン画質の高画質画像を得ることができ、高精度な検査が可能となっております!

〜当院で使用している内視鏡システムのご紹介〜
当院では、
最新の内視鏡システム4Kディスプレイ、8000シリーズを導入しております!


当院では、FUJIFILM社の内視鏡システム『ELUXEO(エルクセオ)8000システム」を採用しており、これにより検査中多彩な観察モードを駆使し、より高度で精密な胃カメラ検査が可能となっております。

例えば、高度な画像処理技術により、粘膜表層の微細な血管や粘膜の微細な構造などを強調して表示する「BLI」や、画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能「LCI」により炎症の診断や早期がんの特徴的な病変の観察をサポートします。

さらに、当院の内視鏡検査はすべて、これまで高度医療機関でたくさんの経験を積み、専門的な知識と技術を磨いてきた内視鏡専門医のみが担当しております👨‍⚕️👩‍⚕️✨

内視鏡検査では、繊細かつ丁寧な操作を心掛け、できる限り短い時間で終わらせることで、患者さんのお身体への負担を最小限に抑えております。

「ここで内視鏡検査を受けてよかった」「安心をして内視鏡検査を受けられた」と多くの方に感じていただけるよう、全力でサポートいたしますので、どうぞご安心ください🌱

〜鎮静剤を使用した胃カメラ検査の特徴〜
当院では、「楽に」そして「苦痛の少ない」胃カメラ検査を患者さんへご提供するため、鎮静剤を使用した検査を導入しております!下記に、鎮静剤を使用した胃カメラ検査にはどのようなメリットがあるのかをまとめさせていただきます🌷

✅リラックスした状態で胃カメラ検査が受けられる
麻酔(鎮静剤)を使用することで、まるでウトウトまたはぐっすりと眠っているような感覚で胃カメラ検査を受けることができます。
実際に、当院にて胃カメラ検査を受けていただいた患者さんからは
「リラックスをした状態で、安心をして胃カメラ検査を受けることができた!」
「麻酔(鎮静剤)を使用したことで全く痛みを感じず、気が付いたら検査が終了していた!」
などの嬉しいお声を多数いただいております😌

苦痛を大幅に軽減
「オエっと」となる嘔吐反射が気になる方は、【経鼻内視鏡検査】の選択のほかに、鎮静剤を使用する方法で、検査中の苦痛を大幅に軽減することができます!

✅胃カメラ検査への不安や緊張を和らげることができる
どうしても胃カメラ検査には「不安」や「緊張」が伴うものです…
特に、初めて胃カメラ検査を受けられる方や、過去に胃カメラ検査で辛い思いをしたご経験がある方は、胃カメラ検査に対する「心配」や「恐怖心」が強いのではないでしょうか🌀
麻酔(鎮静剤)を使用した胃カメラ検査には、そのようなお気持ちをぐっと和らげる効果が期待できます*

✅胃カメラ検査を眠った状態で受けられる
麻酔(鎮静剤)を使用し、ウトウト眠った状態で検査を施行することで、検査後にストレスを感じにくいのが特徴です。
それにより、
「これなら、毎年胃カメラ検査を受けられる!」
「今後も定期的に胃カメラ検査を受けよう!」と感じていただけるきっかけにもつながります🍀

麻酔(鎮静剤)は正しく使用することで、胃カメラ検査に対するハードルが大きく下がり、より多くの方に胃カメラ検査を身近に感じていただきやすくなります★

また、麻酔(鎮静剤)を使用して胃カメラ検査を実施した後は、患者さんが安全にご帰宅いただけるよう、リカバリー室でお休みをしていただきますのでご安心ください🫧

もちろん、当院では麻酔(鎮静剤)なしでの胃カメラ検査も可能です👌🏼
検査後に、お車や自転車、バイクなどを運転するご予定がある方は、事前にお申し付けください🚲

〜胃カメラ検査をおすすめしたい方〜
40歳以上の方
胃がんは、日本で比較的罹患率が高い病気です。
特に40歳を過ぎると発症リスクが高まるとされており、これまで胃カメラ検査を一度も受けたことがない方も、この年代をきっかけに一度胃カメラ検査を受けることが推奨されます☝🏼

家族に胃がんやその他消化器疾患の既往歴がある方
ご家族の中に胃がんやその他の胃の病気をご経験された方がいらっしゃる場合、発症リスクが高くなる可能性があります!そのため、若いうちから定期的に胃カメラ検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療につなげることができます🩺

〜胃カメラ検査をおすすめしたい症状、身体のサイン〜
以下の症状がある場合、胃カメラ検査で原因を特定することができます!
病気の早期発見・治療につなげるためにも、これらの症状を見逃さないことが大切です🔎
❶胃の痛みや不快感が長期間続く
・疑われる疾患
 胃潰瘍、胃炎、逆流性食道炎など。これらは慢性的な不調の原因となることが多い病気です。

・症状の具体例
 🌀食後に胃が痛む
 🌀胃が張ったような感覚や重い感じが長く続く
 🌀寝る前や空腹時に胃が痛む

・注意すべきポイント
これらの症状を長期間放置することで、胃潰瘍が進行し出血が伴ったり、潰瘍が深刻化して胃に穴が開くこと(穿孔)もあります。早期に原因を明らかにして適切な治療を行うことがとても大切です。

❷胸やけやのどの違和感がある
・疑われる疾患
主な原因として考えられるのは逆流性食道炎です。胃酸が食道に逆流をすることで、胸やけやのどの不快感が起こります。

・症状の具体例
🌀食後や横になると胸が焼けるような感覚がある
🌀のどに異物感があり、飲み込みにくい
🌀酸っぱい液体が口元まで上がってくる感じがする

・注意すべきポイント
逆流性食道炎を放置すると、食道がんなどのリスクが高まることがあります。また風邪症状とは異なる、のどの違和感が長く続く場合も、胃カメラ検査で原因を特定し、適切に対処することが重要です。

❸原因不明の食欲不振や体重減少
・疑われる疾患
胃がんや消化管疾患の初期兆候の可能性が考えられます。

・症状の具体例
🌀食事をしてもすぐに満腹を感じてしまう
🌀何となく胃がムカムカして食べる気が起きない
🌀特にダイエットしていないのにどんどん体重が減っていく

・注意すべきポイント
この症状は、胃がんの早期症状として現れることがあります。症状が長く続く場合、胃カメラ検査で原因をはっきりとさせ、適切な対処を行うことが大切です。

❹採血検査で貧血があると言われた
・疑われる疾患
慢性的な胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどが原因となることがあります。特に出血を伴う場合、体内でゆっくりと血液が失われ、それにより貧血につながることがあります。

・症状の具体例
🌀疲れやすく、顔色が青白い
🌀動くと息切れしやすい
🌀手足が冷たい、めまいがする

・注意すべきポイント
貧血の原因が特定できない場合は、胃や消化管の病気が隠れている可能性があります。胃カメラ検査で原因を調べることが必要です。

❺吐き気や嘔吐が続く
・疑われる疾患
胃炎や胃潰瘍、胃がん、腸閉塞などの可能性が考えられます。

・症状の具体例
🌀食後すぐに気持ち悪くなる
🌀頻繁に嘔吐を繰り返す
🌀吐き気が慢性的に続いている

・注意すべきポイント
一時的な体調不良ではなく、繰り返し症状が出る場合は、重大な疾患が隠れている可能性があります。早めに胃カメラ検査を受けましょう。

❻黒っぽい便が出る
・疑われる疾患
消化管からの出血が原因で起こるタール便が見られる場合、胃潰瘍、胃がん、または十二指腸潰瘍が疑われます。

・症状の具体例
🌀明らかに黒っぽく、粘り気のある便が出る
🌀便の色に加えて腹痛や吐き気を伴う

・注意すべきポイント
消化管出血は命に関わることがあります。黒っぽい便を確認した場合には、速やかに消化器内科を受診し、胃カメラ検査を受けることが非常に重要です。

これらの症状に心当たりがある方は、胃カメラ検査で原因を特定し、適切な治療を受けることがとても大切です💡
症状が軽いからといって放置することなく、少しでも気になることがあると感じたらお気軽にご相談ください💁‍♀️

当院では、10代後半(高校生以上)からご高齢の患者さんまで、幅広い年齢層の方が胃カメラ検査を受けられております🩺「自分はまだ大丈夫」と思わずに、ご自身の健康のため、ぜひ定期的な胃カメラ検査を受けましょう🍀

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