こんにちは☀️
立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニックです🏥✨
皆さん、近年日本人にとって身近な病気となりつつある「癌」をご存知ですか?
それは…「大腸がん」です。
大腸がんとは、その名の通り大腸にできるがんのことを言いますが、本日は、そんな皆さまに知っていただきたい「大腸がん」について詳しくご説明をさせていただきます☝🏼
2020年の日本のがん統計によると、大腸がんは罹患率1位となっており、男女別で見ても2位と、罹患率が上昇傾向にあることがわかります📈
そんな身近な病気になりつつある「大腸がん」ですが、早期発見で完治の可能性があり、かつ定期的な大腸カメラ検査などで予防に努めることができるのです💡
〜大腸がんとは一体なに? どのようにして発生するの?〜
大腸がんとは、腸の内側を覆う粘膜にできる悪性腫瘍の一種です。大腸は、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸に分かれており、大腸がんはこれらの部位に発生します。特に日本人は、S状結腸と直腸にがんができやすい傾向があると言われております。
大腸がんの多くは、良性の腺腫(大腸ポリープ)から始まり、少しずつ時間をかけて悪性化していくことが分かっています。そのため、大腸がんを未然に防ぐためには早い段階で大腸ポリープを発見し、適切に対応することが非常に重要な鍵となるのです🗝️
そのため、定期的に大腸カメラ検査を受け、将来的にがん化するリスクを抱えた大腸ポリープを見つけ次第、早期に切除することがとても大切です!当院では、日帰りでの大腸ポリープ切除にも対応しておりますので、大腸カメラ検査をご希望の方はお気軽にご相談ください🍀
〜見逃してはいけない!大腸がんの気が付きにくい初期サインとは~
大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんどないことが特徴です。そのため、「特に症状がないから大丈夫」と安易に考えてしまうのはとても危険です⚠️症状が出た時には、すでに大腸がんが進行している可能性もあります。大腸がんを早期に発見するためには、わずかな身体の変化にも気が付き、早めに医師に相談することが大切です🌱
以下に挙げるようなサインが見られる場合、決して軽視することなく、ぜひ一度医療機関でご相談してみてください。
✅便に血が混じる(血便)🩸
大腸がんの初期症状として、便に血が混じることがあります。一見、痔の出血とよく似ているため、見過ごされやすい症状ですが、便の色や血の混じり方が以前と違う場合は要注意です⚠️血の色が赤黒かったり、便全体に出血が混ざっているような場合には、すぐに精密検査を受けることをおすすめいたします。
✅便秘と下痢を繰り返す
通常の便通リズムが乱れ、便秘と下痢を繰り返すようになった場合、大腸がんの可能性を考える必要があります。これは、腸内でがんが成長し、腸管を狭くしていることが原因の一つとされています!日常的なストレスや食生活の変化による便通異常と区別が非常に難しい場合もありますが、便秘と下痢を繰り返す症状が数週間以上続くようであれば、医師に相談することが大切です。
✅便が細くなる
通常の便よりも細い便が続く場合は、腸管の一部が狭くなっている可能性があります。大腸がんの初期段階で起こりやすい症状の一つです。「たまたまかもしれない」と考えることなく、いつもと違う便の形や状態に気が付いたら、まずは一度医療機関で相談してみましょう。
✅貧血や体重減少、倦怠感
腸内で微量の出血が続くと、気が付かないうちに貧血が進みます。これによって「疲れやすい」「だるい」と感じることが多くなり、顔色が悪くなったりすることがあります。また、原因不明の体重減少が見られる場合も、大腸がんが原因であることがあります。慢性的な倦怠感や体重減少は、見逃してはいけない重要なサインの一つです。
✅お腹の張りや違和感
大腸がんが進行してくると、腸にがんができた影響で、お腹が張ったり、腹痛を感じたりする場合もあります。「ちょっとした胃腸の不調」「食事のせい」と思わずに、繰り返し起こるお腹の違和感や張り感があれば、早めに医師にご相談ください。
小さな身体の変化に気が付くことが皆さんの大切な命を守る第一歩です✨大腸がんのサインは、他の疾患や日常的な体調不良と見分けがつきにくいことがあります。それでも、いつもと違う身体の変化にいち早く気が付き、少しでも不安があれば早めに医療機関を受診することがとても大切です🏥
また、こうした症状が現れる前に、大腸がんを予防したり、早期に発見したりするためには、定期的な大腸カメラ検査がとても効果的です👌🏼「何か異常が見つかったらどうしよう…」と不安になることもあるかもしれませんが、大腸カメラ検査を受けることで安心感を得られることも非常に大きなメリットとなります!
〜早期発見につながる定期的な検査の重要性~
大腸がんの予防・早期発見のためには、やはり定期的な検査は不可欠です。主に以下の検査方法があります☝🏼
✅便潜血検査
便潜血検査は、便の中に目に見えない微量の血液が混じっているかどうかを調べる簡単な検査です。特に40歳以上の方は、年に1回の健康診断の際に受けることが推奨されています。便潜血検査は、がんや大腸ポリープなどによる出血の有無を確認するもので、痛みや負担がなく非常に手軽に受けられるのが特徴です。
ただし注意をしていただきたいことは、この検査だけでは「100%の診断ができるわけではない」という点です!便潜血検査にて陽性反応が出た場合には、次のステップとして大腸カメラ検査を受けることが必要になります。
さらに、陽性が出たからといって必ずしも大腸がんがあるというわけではなく、腸内の炎症や痔などの良性疾患で陽性反応が出る場合もあるため、過度に不安を感じず、精密検査に進むことが重要です👆
✅大腸カメラ検査
大腸カメラ検査は、大腸内を直接内視鏡にて観察をすることで大腸ポリープや腫瘍を正確に診断することができる検査です。この方法は、大腸がんの早期発見において最も信頼性が高い検査方法とされています。便潜血検査で陽性だった方や、大腸がんの家族歴がある方、40歳以上で気になる症状がある方・過去に一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方は、検査を受けることを強くおすすめいたします!
🩺大腸カメラ検査の大きなメリット🩺
①高い診断精度
大腸ポリープや小さながんも肉眼で確認することができ、疑わしい部分を直接採取(生検)して詳しく調べることができます。
②治療と検査を同時に行える
検査中に大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です。
大腸ポリープを切除することで、将来的ながんのリスクを大幅に減らすことができます。
③安心感が得られる
大腸カメラ検査後に異常が見つからなければ、大きな安心を得ることができます。
🌸大腸カメラ検査への不安を和らげる工夫🌸
「大腸カメラ検査は痛そう」「恥ずかしい」と心配される方も多いのではないでしょうか?
しかし、近年では鎮静剤を使用した大腸カメラ検査が一般的になっており、当院での大腸カメラ検査でも鎮静剤を使用して「痛みの少ない」「楽な」検査を行うことが可能です♪
そのため、ほとんどの方がリラックスした状態で大腸カメラ検査を受けられていますのでご安心ください😌
また、事前の下剤服用が負担に感じる方もいらっしゃいますが、当院では比較的飲みやすい下剤を採用しております🥛
〜なぜ定期的な検査が大切なのか?〜
大腸がんは、早期に発見するほど治療の選択肢が広がります。そして、完治する可能性が非常に高くなります。
特に、大腸ポリープの段階で切除をすれば、大腸がんのリスクを大幅に減らすことができます。また、症状がなくても定期的な検査を受けることで「大丈夫だった」という安心を得ることができます!
検査を受けることは、自分自身や家族を守るための行動です🌷
「自分はまだ大丈夫」と思うことなく、年齢や体調に応じて適切な検査を受けるようにしましょう。
〜さいごに〜
大腸がんは、早期に発見し、適切な治療を受けることで、多くの方が元気な生活を取り戻せる病気です。
そのためにも、「自分はまだ大丈夫」と思わず、定期的に適切な検査を受けることがとても大切です。どんな病気でもそうですが、早期に気づくことで治療の選択肢が広がり、結果的に安心して過ごせる未来につながります✨
「大腸カメラ検査」と聞くと、「怖い」「痛そう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、近年の医療技術の進歩により、安心してリラックスした状態で受けられる方法が普及しています🌈鎮静剤を使うことで、ほとんどの方が「思っていたよりも楽だった」と感じていらっしゃいます。
皆さまの健康寿命を最大化するお手伝いができればと思っております💪
一緒に健康な未来を目指していきましょう!