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年齢別おすすめ人間ドック

人間ドックの検査項目は年齢に考慮しながら選びましょう

検査項目が限られている健康診断とは異なり、人間ドックでは希望する検査を追加することが可能です。
しかし、健康意識が高い方の中には、どの検査を追加すべきか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、30代、40代、50代、60代、70代それぞれの体の特徴を説明し、人間ドックでお勧めのオプション検査をご紹介します。
もし人間ドックでどの検査項目を追加すべきかお悩みでしたら、ぜひこのページをお読みください。

当院で可能な検査項目について

当院で可能な検査項目として、以下の検査が挙げられます。他に追加できるオプション検査もあります。

  • 身体計測
  • 視力
  • 聴力
  • 心電図
  • 血液検査
  • 上部消化管検査(胃カメラ、胃バリウム検査)
  • 下部消化管検査(便潜血検査、大腸カメラ)
  • 腹部超音波(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓)
  • 頸動脈超音波
  • 動脈硬化検査
  • 脂質検査
  • 耐糖能検査(血糖値、尿糖、HbA1c)
  • 尿酸検査
  • 感染症検査(梅毒、B型肝炎、C型肝炎)
  • 肝機能検査
  • 腎機能検査
  • 眼底検査
  • 眼圧検査
  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー)
  • CT検査(提携医療機関)
  • MRI検査(脳、上腹部)(提携医療機関)
  • 全身がん検査(DWIBS)(提携医療機関)

人間ドック料金表

表は横にスクロールできます

    内視鏡 健診ドック プレミアム標準人間ドック フルコース全身がん検査
(DWIBS)
人間ドック
胃+大腸+全身ドック
生活習慣病健診
(胃がん・
大腸がん検診付)
    大腸 胃・大腸 大腸 胃・大腸 大腸 胃・大腸 胃・大腸  
料金   240,00円 25,000円 47,000円 29,800円 34,800円 49,800円 49,800円 54,800円 69,800円 198,000円 29,800円
ペア料金         57,800円 64,800円 94,800円 94,800円 104,800円 134,800円 378,000円  
検査にかかる時間
(おおよその目安です)
  1.5-2時間 1.5-2時間 2-2.5時間 1.5-2時間 2-2.5時間 2.5-3時間 2-3時間 3-4時間 3-4時間 4時間-  
結果発送までの日時   2週間程度 2週間程度 2週間程度 2週間程度 1週間後以降
麻酔(鎮静剤)を用いた
胃カメラ検査
       
麻酔(鎮静剤)を用いた
大腸カメラ検査
         
便潜血検査                
ランチクーポン 食事券              
個室利用                
全身がん検査(DWIBS) MRI検査(提携医療機関)                    
脳MRI検査 MRI検査(提携医療機関)                    
問診  
身長、体重    
BMI、腹囲測定    
血圧測定    
視力・聴力    
尿検査 蛋白,糖,潜血  
胸部レントゲン検査    
心電図検査    
貧血検査(採血) 赤血球,白血球,血小板,ヘモグロビン,  
肝機能検査(採血) AST(GOT),
ALT(GPT),
γ-GTP
 
脂質検査(採血)   TG(中性脂肪)  
HDLコレステロール  
LDLコレステロール  
血糖検査(採血) 血糖  
糖尿病検査(採血) HbA1c  
腎機能検査(採血) BUN(尿素窒素),Cre(クレアチニン)    
痛風検査(採血) 尿酸    
ピロリ検査(採血) ピロリ抗体  
肝炎チェック(採血) B型肝炎,C型肝炎,ビリルビン(黄疸)      
腫瘍マーカー(採血)
腹部がん検査
CEA(胃・大腸)      
CA19-9(大腸・膵)    
AFP(肝)    
CA125(卵巣)    
PSA(前立腺)    
甲状腺ホルモン検査 FT3,FT4,TSH      
腹部エコー検査 超音波検査      

30代の皆様へ:将来の健康を守るために人間ドックを受けることをお勧めします

30代の場合、胃がんや大腸がんや深刻な生活習慣病にかかるケースはあまり多くありません。
しかし、30代でも生活習慣病のリスクを高める要因が隠れていることや、胃カメラ検査や大腸カメラ検査で早期のがんやポリープが見つかることかあります。
20代の頃は健康を考慮していなかった方でも、30代になられた際にはぜひ、将来の健康を守るために人間ドックを検討しましょう。
以下に、30代で特に注目すべき検査項目についてご紹介します。

基礎検診では生活習慣病の兆候が分かります

基本健康診断の中でも、特に注意すべきは血液中の脂質と空腹時の血糖値です。
血糖値の上昇によって引き起こされる動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な疾患の原因となります。
これらは、身体機能の低下や麻痺、最悪の場合は命を落とすリスクもある危険な疾患です。
さらに、空腹時の血糖値が100を超えた場合、耐糖能異常(血糖値のコントロールが不十分な状態)の可能性があります。

胃カメラ検査を受けて胃疾患がないかチェックしましょう

胃がんや食道がんは、日本人の死因の上位を占めている疾患です。これらの病気の兆候は、30代から潜んでいることがあります。
まずは胃内視鏡検査を受け、慢性胃炎やピロリ菌感染症といった、がんリスクを増加させる要因がないかをチェックしましょう。

お酒をよく飲む方は腹部超音波検査を受けましょう

特に毎日お酒を飲む方は、肝臓の状態を詳しく確認できる「腹部超音波検査」をお勧めします。
過度な飲酒を続けると、肝臓への負担が大きくなります。
肝臓や腎臓、膵臓などにも影響を及ぼしていないかチェックするには、「γ-GTP(ガンマGTP)」の数値を基礎検査で確認する必要があります。
γ-GTP値が100を超えましたら、アルコールが生活習慣病を引き起こすきっかけとなっている可能性があります。

40代の皆様へ:様々な疾患の発症リスクが高くなる年代です

40代に入られた方は、徐々に胃がん、大腸がんといったがんの可能性が出てきます。
また、20~30代の生活習慣から生じる身体へのダメージが顕在化し始めます。
糖尿病やがんなどの疾病の発症リスクを考慮すべき時期となっております。
30代まで人間ドックを受診されたことのない方が40代になって初めて受診されるケースも多く見受けられます。
進行している不調と加齢によって発症リスクの高まる疾患にも考慮しながら、オプション検査を追加しましょう。
以下の検査項目を重視しながら、検査を追加しましょう。ぜひご一読ください。

大腸カメラ検査を受けてポリープや大腸がんをチェックしましょう

便潜血検査だけでは、早期大腸がんや大腸ポリープを見つけることが困難です。大腸がんは40歳ころから徐々に増えていきます。
大腸がんは大腸ポリープからできると言われており、適切な大腸カメラ検査を受けることで、大腸ポリープや大腸がんを早期発見治療し、大腸がんを防ぐことができますので、40歳を超えたら大腸カメラ検査を受けましょう。

腹部超音波検査を定期的に受けることが重要です

腹部超音波検査は、肝臓腫瘍や脂肪肝、胆嚢ポリープ、胆石などの異常・疾患を見逃さないよう調べる検査です。
これらの疾患は発症しても目立った自覚症状が現れないため、不調を感じない時期から定期的に検査を受けるのが望ましいです。

糖尿病の予防に努めましょう

30代以上になると糖尿病の発症リスクが上昇します。健康診断では血圧、空腹時血糖値、γ-GTP、血中脂質などをぜひチェックしてください。
30代から積極的にチェックを心がけている方々は、今後も定期的に検査を受けましょう。
これまであまり意識してこなかった方でも、40代になる頃までに注意することが大切です。

50代の皆様へ:命を落とす疾患の発症リスクが高まる年代です

この年代では、がんや心疾患、脳卒中の発症率が上昇します。
また、体の不調に気付きやすくなるため、人間ドックを受ける方も多くなります。検査では心疾患やがん、脳卒中などの疾患を見つけることに重点が置かれる傾向があります。

定期的な胃カメラ検査・大腸カメラ検査が胃がん、大腸がんを防ぎます。

胃がん大腸がんが増加する年代です。早期胃がん、早期大腸がんは内視鏡治療で治すことができます。
胃カメラ検査であれば1年に1回、大腸カメラ検査であれば3-5年に1回程度受けることで、胃がん、大腸がんのリスクを減らすことができます。

脳卒中・心筋梗塞を早くから見つけましょう(頸動脈超音波検査、CAVI検査、脳MRI検査)

50代になると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる可能性がありますので、頸動脈超音波検査やCAVI検査、動脈硬化に関連する指標(血圧、血糖値、血中脂質、肝機能値など)を定期的にチェックすることをお勧めします。
これらの数値が基準値よりも高い状態でいると、進行して治療困難な状態に陥ることもあります。
また、脳MRI検査を受けることで、かくれ脳梗塞を見つけることができたり、脳動脈瘤を早期発見し予防治療につなげる事が可能です。
CT、MRI検査については、提携先の医療機関で実施されます。

胸部CT検査は肺がんの早期発見に有効です

近年、喫煙者は減少していますが、肺がんの発症数は増加傾向にあります。
60代に達しましたら、一度も喫煙したことがない場合でも、肺がんに注意してください。
特に男性は女性よりも、肺がんのリスクが高いとされています。
肺がんを早期発見するには、胸部CT検査が有効です。消化器系のがんを発見するのに有効な腹部MRI検査と併せて受けることをお勧めします。
CT、MRI検査については、提携先の医療機関で実施されます。

がんの早期発見のため腫瘍マーカー検査は定期的に受けましょう(CEA、CA19-9、AFP、PSA、CA125など)

腫瘍マーカー検査は、採血だけで実施できるため、体にかかる負担が少なく、手軽に受けられる検査です。いくつかの腫瘍マーカーが人間ドックのコースに標準で含まれています。
さらに、オプションとして追加することも可能です。特に前立腺がんのマーカーであるPSAなどは前立腺がんの早期発見に役立つものであり、男性の皆様には特に必要な検査です。

60代~の皆様へ:あらゆる疾患の発症リスクが高くなります

これまで以上に様々な疾患のリスクが高くなります。
特に、がんの発症率が著しく高まり、60代を境に増加し続けます。
将来の健康を守るためにも、人間ドックを受けることをお勧めします。そのため、今までよりもさらに細かく調べられる検査項目を追加することを推奨しています。
以下には、60代の方にとって重要な人間ドック検査項目をご紹介します。

大腸カメラ検査を受けていない方は必ず受けましょう

大腸カメラ検査を一度も大腸カメラ検査は、がんの予防もできる貴重な検査であり、積極的に受けるべき検査です。
予防はできるのは、大腸がんの原因となる大腸ポリープをその場で切除治療し、がんのリスクを減らすことができるからです。
(大きさや個数により高次医療機関へご紹介することがあります)
他の検査ではこのように治療まですることはできません。
大腸カメラ検査は検査のハードルが高いとされますが、当院では麻酔(鎮静剤)を用いたり、楽に受けられる仕組みがいくつもございますので、まだ検査を受けたことがない方は、ぜひ検査を受けましょう。

検診の項目は50代よりも増えます

60代で確認すべき基礎検診の項目は、50代以上の方よりも多くなります。
50代でも注意すべき糖尿病をはじめ、心疾患やがんのリスクも高まるため、多くの項目に注意しなくてはなりません。
一般的な項目として、血圧や血糖値、血中脂質、安静時心電図、肝機能値などが挙げられます。

がんの早期発見のため腫瘍マーカー検査は定期的に受けましょう(CEA、CA19-9、AFP、PSA、CA125など)

腫瘍マーカー検査は、採血だけで実施できるため、体にかかる負担が少なく、手軽に受けられる検査です。
いくつかの腫瘍マーカーが人間ドックのコースに標準で含まれています。
さらに、オプションとして追加することも可能です。特に前立腺がんのマーカーであるPSAなどは前立腺がんの早期発見に役立つものであり、男性の皆様には特に必要な検査です。

全身の検索ができる、DWIBS検査も検討しましょう

MRIという強力な地場を用いた画像検査です。PET-CTと同じようにほぼ全身にわたる頸部〜骨盤部(首から足の付け根付近)までの広い範囲を検査できる全身がん検査です。がんの早期発見を目的とし、被ばくがなく、痛みもなく行える検査として現在注目を集めています。

検査項目を追加してあらゆる疾患からご自身を守りましょう

60代になると、様々な疾患のリスクに十分注意する必要があります。一部の部位だけでなく、全身くまなく調べる必要があります。
そのため、胃カメラや大腸カメラ、CT検査など、全身の健康状態が判明できる検査も受けるのが望ましいです。
費用が高くなってしまいますが、全身を細かくチェックすることで、見えない病気や異常が見つかる可能性もあります。